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「ウェットスーツ」と一言でいっても、あまりの種類の多さに何を選んでいいか困惑・・・。そんな経験きっとあると思います。

今回は、これからダイビングやサーフィンなど、マリンスポーツをはじめたい方へ、ウェットスーツの種類や選び方について詳しくご紹介します。

特に選び方については何を基準にしたら良いのか、今までその基準がわからず悩んでいた方は参考にしていただけたらと思います。

最後まで読んでいただければ、あなたに合った一着がきっと見つかるはずです。

自分に合ったウェットスーツを選んで、これから待っている素晴らしいマリンライフを手に入れてください。


▼ 目次

  1. ウェットスーツ選びのポイント
  2. 生地の厚さと素材について
  3. サイズ選びの注意点
  4. どれを買うか迷ったらコレ!
  5. まとめ

ウェットスーツ選びのポイント

数あるウェットスーツの中から、何を選んだら良いかわからない。初めて購入される方は特に、悩まれると思います。

自分に合った一着を見つけるためには、以下の3つのポイントを明確にすることから始めてみましょう。

  1. 1.いつするのか(季節)
  2. 2.どこでするのか(東北・関東・沖縄・海外 etc)
  3. 3.何をするのか(ダイビング・サーフィン・スキンダイビング etc)

明確に決まっていない場合は、ある程度想定できる範囲でも良いので、自分が使用するシチュエーションのイメージを思い浮かべてみてください。

保温性を大事にするダイビング、運動性を重要視するサーフィンなど、「アクティビティ」による選び方と、季節や場所で変化する「水温」による選び方があります。

これらをバランスよく選ぶことが、スーツ選びのポイントになります。

シーズナリティによるウェットスーツの種類

ここでは季節をベースに一般的な目安となる例をご紹介します。

春(4月~5月)

  • ダイビング 沖縄 5mmフルスーツ
  • サーフィン 湘南 3mmフルスーツ

夏(6月~8月)

  • ダイビング 沖縄 3mmフルスーツ
  • サーフィン 湘南 3mmスプリング ~ 2mmジャケット

秋(9月~11月)

  • ダイビング 沖縄 5mmフルスーツ
  • サーフィン 湘南 3mmシーガル ~ 3mmフルスーツ

冬(12月~3月)

  • ダイビング 沖縄 5mmフルスーツ&3mmフードベスト
  • サーフィン 湘南 5mmフルスーツ ~ 5mmセミドライスーツ

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あくまで目安なので、事前に自分が行く場所の水温を調べて、どういったウェットスーツが最適なのかを基準に選ぶのも良いでしょう。詳しい情報はダイビングショップやサーフショップの店員さんに聞くと的確な情報が得られます。

ダイビング用スーツとサーフィン用スーツの違い

そもそもウェットスーツに何用とかってあるの?と、思った方・・・あります。

基本的に寒さを防いだり、体の保護だったりと目的は変わらないのですが、アクティビティごとに適した形使用される素材などに違いがあります。

「サーフィン用のウェットスーツ」は、軽くて柔らかい素材が使われていることが多く、動きやすさやストレッチ性を重視しています。特にパドリングによって激しく動かす腕の付け根(肩まわりや脇)の作りは、ダイビング用と比べるとパドリングに適した構造になっています。

「スキューバダイビング用のウェットスーツ」は、水圧のある環境下でも潰れにくい素材が使われ、耐久性や保温性を重視しています。水中で激しく動く必要がないため、サーフィン用と比べると、肩まわりなど激しい動きに適さない構造になっています。また、体を保護する目的もあり、腕や脚が露出しないフルスーツが一般的です。

ダイビング用だからサーフィンに使用してはいけない、ということはありません。

しかし、それぞれのアクティビティに適した素材や構造になっているので、専用のウェットスーツを選ぶことをおすすめします。

最近では、ダイビングとサーフィンどちらでも使えるウェットスーツも登場していますが、数がそこまで多くないのが現状です。

生地の厚さと素材について

生地の厚さ

ウェットスーツには3mm・5mm・7mmなど「厚さ」に種類があります。

その厚みで保温性や運動性が変わります。そのため、季節や水温、アクティビティに合わせて厚さを選びましょう。

ダイビング用の場合、薄い3mmならリゾート用、5mmなら春夏秋用、厚手の7mmなら冬用という感じです。

厚さ以外の違いとは

同じ厚さのスーツでも「暖かさ」と「伸び」が異なる場合があります。

例えば、お店に5mmスーツを買いに行ったときに、店内に同じような5mmスーツが何種類もあったとしたら、その違いは「素材」です。同じ5mmでも「暖かい5mm」や、「伸びる5mm」があるということです。

もし寒がりであれば、暖かいタイプを選べば快適ですし、着るのが苦手で着脱をラクにしたいのであれば、伸びるタイプを選びましょう。

素材の主な種類

裏起毛

裏地に使われる暖かい素材で、毛足の長い中空糸がスーツ内の水を動かないように留まらせて、保温効果をキープします。

スキン

表地に使われることが多く、海から上がった後の水切れが良いため、風が吹いても寒くありません。引っかけると破けやすい素材のため、扱いには注意が必要です。

ジャージ

表地と裏地の両面に使われる最もベーシックな素材。耐久性があり、カラーバリエーションが豊富です。

ストレッチジャージ

伸縮性に優れたジャージ素材。着脱しやすく動きやすいため、あらゆるマリンスポーツに対応します。

 

暖かさ、着やすさ、速乾性、カラーバリエーション、コストパフォーマンス・・・ウェットスーツは素材によって特徴があり、得られる効果が変わってきます。あなたが欲しいスーツを選ぶ時の参考にしてみてください。

さて、ここからはサイズの選び方や注意点についてお話していきます。

サイズ選びの注意点

購入時、一番気をつけたいところがサイズです。

サイズが緩いと保温性が低下してしまいますので、隙間がなくピッタリしたサイズが理想的です。逆にキツすぎると着脱が困難になったり、締め付けられることで気分が悪くなる場合があります。

3つの首がピッタリかを意識する

陸上で着た時に多少窮屈さがあったとしても、ピッタリしたサイズで選ぶようにしましょう。

水中ではスーツ内に水が入ることで少し緩み、圧迫感から本来の「フィット感」へと変化します。サイズが合っているかわからない方は、水が浸入しやすい「首」「手首」「足首」のピッタリをまずは意識してください。

また、ネットショップで購入する際、サイズ選びの目安となるのが「身長・体重・胸囲・腹囲」です。ご自身の体を計測していただき、各商品ページにあるサイズチャートと照らし合わせて選んでみましょう。

その中でもポイントとなるのが「胸囲」です。

胸囲がサイズ表の数値よりも小さい場合は、ワンサイズ上を検討したほうが良いかもしれません。胸が圧迫されてしまう(小さいサイズにしてしまう)と、肺が締め付けられ苦しく感じたり、肩回りや背中なども窮屈になり、動きやすさに影響してしまいます。

全ての箇所がピッタリなのが理想的ですが、3つの首胸囲を優先して選んでみましょう。

圧迫感が苦手な方は、伸びの良いストレッチ生地を使用したスーツがおすすめです。苦しさが軽減され、着脱も容易になります。

サイズオーダーという選択肢

既製品ではサイズが合わない方、自分に完璧にフィットしたスーツが欲しい方には、オーダーメイドによるサイズオーダーが可能です。

認定されたスタッフが全身約30ヵ所を採寸しますので、どんな体型でもジャストフィットするスーツが仕上がります。また、好きなカラーを選択できるため、オシャレに楽しみたい方にもおすすめです。

<AQROSでのオーダー手順はコチラ

 

【 保温のメカニズム 】

スーツ内に入ってきた水が、スーツと体の間に留まることで、その水が体温で温められて保温されるという構造です。

サイズが緩いと、体温で温められた水が外へ流れ出てしまい、また冷たい水が入ってきて・・・を繰り返すため、保温されません。

<保温のメカニズムをわかりやすくイラストで解説しています。詳しく見たい方はコチラ

どれを買うか迷ったらコレ!

結局何を買ったらいいの!?

と迷ってしまったら、万能に使える定番タイプから選んでみましょう。

初心者におすすめは、万能なフルスーツ

ダイビングでもサーフィンでも、最もポピュラーなフルスーツ。

腕や脚の露出がなく、けがの防止や保温性に優れます。使えるシーズンも長く、既製品の種類が豊富なため最初の一着に最適です。さらにストレッチ素材を選べば、着脱が楽で動きやすく快適。

迷った時のおすすめ

自分好みに着回しできる2ピース

上下セパレートタイプの2ピースは、シーンに合わせて着回せるのが特徴です。また、一年を通して使用できる期間が長いため、コスパが良いとも言えます。

夏の暖かい海やリゾートではシーガルやロングジョンで潜り、ちょっと寒さを感じたらジャケットでカバーするなど、着回しができるのが最大の魅力。

5mm以上の厚手の生地を選べば、保温性重視の秋冬用としておすすめです。

迷った時のおすすめ

ダイビングとサーフィン、両方で使える兼用スーツ

最近では、水圧で潰れない「耐久性」と、着心地を追求した「ストレッチ性」を両立させたタイプのウェットスーツがあります。

弊社プライベートブランドHele i Wahoのウェットスーツはありとあらゆるマリンスポーツで使用できる生地と製法で作られています。そのため、ダイビングとサーフィンどちらでも使用でき、一着であらゆるマリンスポーツをカバーできるのが魅力のウェットスーツになっています。

迷った時のおすすめ

 

まとめ

・「いつ・どこで・何を」の3つのポイントを決めよう

・生地の厚さと、自分の目的に合った素材を見つけよう

・サイズは「3つの首」がピッタリなのを意識しよう

・購入に迷ったら「万能なフルスーツ」がおすすめ

 

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最後にちょっと豆知識

黒潮と水温の関係

ダイビングなら伊豆半島、サーフィンなら湘南エリアなどが定番ポイントですが、どちらも太平洋に面しており、南からくる暖流「黒潮」の影響を受けます。

黒潮は、秋口になると本州付近に最も接近することから、9月~10月が一年で最も水温が上がり、透明度が上がるベストシーズン。水温が気温よりも遅れて上昇することから、伊豆半島では「水温は気温の2カ月遅れてくる」と言われています。

しかし、10月頃は気温が下がり陸上は涼しくなりますので、海から上がった陸上での防寒対策が必要となります。

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