獲るだけではなく、増やすこともやってます
こんにちは、真田丸です。
梅雨宣言がもっとも遅いらしい今年、鳥取の代表的な夏輝(なつき)牡蠣のシーズンが始まっておりますが、今年は天気だけではなく海も例年より荒れる日が多く出漁が減っています。
鳥取の海女にとって一番の稼ぎ時!
中々辛いものがあります。
広島の知り合いが、鳥取に来た時に
「生の牡蠣は食べない、しかも夏は危ないでしょ」(実際は広島弁で)と言われましたが…
とんでもない!
鳥取の牡蠣は生が一番おいしいです!
しかも漁期が6月から8月の夏場のみで、定期的に検査されて安全です!
ただ、ひとつ怖いのは『保管方法』です。
適切な温度であれば、一週間はもちますが、冷えすぎたり暑すぎたりすると死んでしまいます。
そうなったら加熱して食べてください。
目安は口が開きっぱなしになったらです。触っても閉じない場合は死んでいるので要注意です。
そして、一度獲ってしまうと元に返すことが出来ない牡蠣。これを増やすためには、産卵期を想定し9月ごろに岩盤清掃をします。
固くて大きなヘラを持ち、テトラの海藻やごみをゴリゴリと削ぎ落していくと、綺麗な平らになり新たな牡蠣の卵(?)がつきます。
きちんと先のことを考えている各港はやっているところが多いのではないでしょうか?
そして、牡蠣だけではなく、サザエやアワビの稚貝も放流します。毎年6月ごろです。
特にアワビは上から投げるだけでは、岩場にくっつかなかったりひっくり返ったまま魚に食べられてしまうので、隙間に手を突っ込んで丁寧に
放流していくことが大切です。
稚貝の放流にもお金はかかりますが、それ以上に自分たちに返ってくるものがある思います。
※手のひらサイズの大きなサザエを見つけました。
何年経ってこのサイズになってるんでしょう…
年々、アワビが獲れる数が増えますようにと祈る日々です。