写真の構図
こんにちは!岩間です。
色々とお客様等とお話しをさせていただいている中でやはり最も多いご質問が「写真がうまく撮れるようになりたいけど、どうしたらいいの?」というご質問が多いです。
写真の良し悪しなんてものはそもそもありません、とお話しをさせていただいています。
つまり、言い換えますと「~~さんのような写真を撮りたい」「自分の好きな写真を撮りたい」という言い方に置き換えることができると思います。
もっとも有効的なコツは【 構図 】です。
つまり、視点をちょっと変えるだけでより魅力的な写真、また映像に映えかわります!
その1【進行方向はちょっと隙間を作る】
こんな写真でもいいとも思います。
これに進行方向の右部分の余白を入れることで水中の3D感がグッと増すと思います。
水底との距離、これからイルカが泳いでいくであろう方向に先頭を泳ぐイルカの尾があってグループで泳いでいることをより連想させてくれる、そんな感じですね。
その2【進行方向を明るくする】
撮り比べの写真がなくてすいません、、、、ただ、想像していただけると自然光(太陽)とストロボでカメの顔を明るくしてあげたほうが表情も写り、また水面のイメージも追加して水中感を立体的に引き出せると思います。
こちらも同様に水面、水底を連想できますね。群れの写真は写っている群れがなるべく同じ方向に向いているとよりまとまって写真が引き立つのでシャッターチャンスを狙いましょう!
その3【日の丸構図】
中央に被写体を持ってきて背景をきれいにすることでより写真を引き立てることもできます。
中心のヒメイカがもちろん主役です。背景の水色、海藻の色は「模様の色」として演出して全体的に明るく、かつボケみで立体感を出すのもコツです。日の丸構図でこのようなイメージは比較的、撮影しやすいのでチャレンジしてみましょう!
オルトマンワラエビが練習に適しています。ガイドさん、インストラクターさんに見つけてもらって練習してみてくださいね!
このような被写体はどっちが顔(前)なのかよくわからん!(岩間個人的な意見です(笑))ので、この構図で1つの被写体として背景も入れて作例づくりをしてみるのも面白いです。
その4【躍動感/流動感】
最近話題の全景円周カメラですね。
このような写真は少し、水面がざわざわしているほうが動きを感じるイメージになります。
べたなぎが嬉しいのですが、海況がそうでないときもこんなイメージを撮影してみてはいかがでしょうか?この写真は日の丸構図に仕立てています。
中央に空、その周りに水面、下に水底、といったように各段階にテーマを持たせてみましょう!
分かりやすい写真ですね。ムチカラマツを手前から奥まで配置することで立体感を出しています。
ボケみが躍動感を演出してくれます。
これは流し撮りをしています。つまり、自分が動きながら目だけにピントを取っています。ちょっと難しい撮影手法です!大瀬崎のミノカサゴでトライしてみてください。
ミノカサゴの顔以外は流れたような感じに写っています。流動感を出す1つの手法として流し撮りもよい方法です!
ストロボ1灯であえて影を落としているので浮遊感も付け加えています。
ダイバーを写真の中に収めるときはシルエット、またはイメージで小さく映しこむことも良いイメージですが、手前に大きくフレームインさせるとダイビング感が増すと思います。
バディにモデルになってもらって今までの写真にダイバーという要素を加えてバリエーションを増やしてみてはいかがですか?
今回も徒然なるままに書いてしまいました。
また次回もよろしくお願いいたします。
次回は、ライティング、構図その2、カメラ、ストロボ、LEDライトなどについて書きましょうかね!お楽しみにお待ちください!