鳥取の天然岩牡蠣『夏輝(なつき)』
こんにちは。鳥取福部の海女、今嶋です。
6月1日より、鳥取県では岩牡蠣が解禁となりました。
「牡蠣って、冬に食べるんだよね?」
と思いませんか?
私は、鳥取に嫁ぐまでそう思っていました。
冬しか食べられないのは真牡蠣で、鳥取で牡蠣といえば夏の岩牡蠣!だそうです。
日本海側と太平洋側の違いなのでしょうか?
産卵前の夏場が、ミルクたっぷりで一番美味しい時期なんですって!!!
当初は、夏に牡蠣がある事に違和感を覚えつつ、天然の牡蠣なんてあるんだー、ということにも驚きでした。
初めて食べた時の印象は、真牡蠣に比べて身が大きい!ミルキー!
お客様が来た時にしか口に出来なかった高級品の岩牡蠣を、まさか、自分が獲る事になるとは‥
ということで、この時期は、主に天然岩牡蠣を獲っています。
岩牡蠣漁は、実はとってもハードなんです。
潜って、岩や、コンクリートの消波ブロックに張り付いている牡蠣を、道具を使って剥がします。
体が固定しにくい水の中で道具を使わないといけない上に、力も要ります。
獲った後は、牡蠣をきれいに掃除します。
海藻やゴカイ、フジツボなどがびっしり付いています。
これらをこそげ落としてキレイにしてから出荷するのですが、これまたハード。
漁よりも時間がかかり、夏の炎天下で作業することもあって大変ですが、美味しい岩牡蠣をお届けするため、丁寧に頑張ります!
殻が13センチ以上のものには、「夏輝」のラベルを貼る事が出来て価値が上がるのですが、大きくて形の良い高級品候補ほど壊れやすくて、慎重になります。
コンクリートの消波ブロックから剥がした時に、壊れた岩牡蠣。
地面と同化して、よく分からないですね。
私の右足の前にあります!
そして、割ってしまった牡蠣を開けてみました!
美味しそうな立派な牡蠣ですね。
食べたいです。
鳥取県の岩牡蠣解禁は、6月1日~8月31日です。これから、ますます美味しくなると思います♪