年が明けて、寒暖差の激しい2月中旬
まず、地震により亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに被災者の方々に心からお見舞い申し上げます。
こんにちは、真田丸です。
年が明けて一回目の記事になりますが、年明けから日本は様々なことが起きました。
鳥取は少し揺れたぐらいでしたが、港近くは避難警報がずっと鳴り響いていました。
石川県では突然の震災により帰る家がない、食べるものがない、家族や友達がいない…想像を絶する状況です。
二ヶ月が経ち、状況は変化していると思いますが、義援金などまだまだ受付をしているようなので、石川県の公式ホームページを載せておきます。
【令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について】
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/suitou/gienkinr0601.html?ref=factcheckcenter.jp
そして、この地震により海の地形も変わったというニュースを見ました。
海岸が最大200m海側にせり出しているようです。(国土地理院により解析)
さらに、防潮提や海沿い岩礁がおよそ4メートルも隆起しているようです。これは数千年に一回の現象だそうです。
この出来事でも、それだけの大地震だったことがわかります。
海に潜る仕事をしている身としては、潜り慣れた海が変わるということが信じられません。
石川県の輪島は、市内に130人ほど海女がいる海女文化がある地域で、「輪島の海女漁の技術」が国の重要無形民俗文化財に指定されているほどです。
そんな地域で、4月からワカメ漁が始まるのに、海底が隆起して船を出せないと不安に思われている方もいます。
日々の暮らしが、一瞬にして変わることもあるということを肝に銘じて、私も微々たることしかできませんが、
沢山の人の優しさの積み重ねで復興が1日でも早くなることを願うばかりです。
話題は変わりますが、最後に鳥取の旬な魚をご紹介します。
「ばばちゃん」(学名:タナカゲンゲ『田中玄華』なんて豪華な漢字)スズキ系の魚
水深300~500mの日本海に生息します。
沖合底引きで漁獲されていますが、昔は顔が変だという理由で捨てられるか、漁師の間だけで食べられていた魚ですが、近年は、鳥取を代表する魚の一つになっています。※一部では「キツネ」「ナマズ」などと呼ばれているようです。
鳥取県岩美町が発信し(地元の漁師さんにそう聞きました)、特産品として扱われています。
この「ばばちゃん」はなんでこんな名前なんだろうと思ったら、写真をみればすぐわかりますね。
正面から見るとお婆さんに似ているから、漁師仲間の間で「ばばちゃん」と呼ばれるようになったと言われています。
実は、地元のニュースや魚屋では何度も見かけたことがありますが、食べたことはありません。
そんなに数が多いわけではないので、あちこちに出回っているわけではないのか、自分が見つけられていないのかのどちらかだと思います。
深海魚のせいなのか、さばくとき(内臓を取る時)は結構臭いようですが、その身自体は全く臭みはなくむしろ淡泊で美味しいようです。
骨の周りにコラーゲンがたくさんついて身離れもいいようです。
鍋が一番イメージがありますが、刺身、煮物、から揚げで甘酢あんかけをかけたりなんかも美味しいそうです。
9月~5月が漁期なので、どこかで見つけたら食べたいなと思います(^^)