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こんにちは。鳥取市福部で海女をしている真田丸です。

今年は何故か凪が続き連続の岩牡蠣漁の日々を送っています。そろそろ海が荒れてくれないかなとすら思ってしまうくらいです笑

そんな中ですが先月、養殖用にウニを採ってほしいという依頼を受けまして大量のウニを採りました。


実はまともにウニを採ったのは初めてで、 食べれる程の身が入ってるのかな?と疑問でした。

というのも、鳥取市ではウニを出荷する人を見たことがなかったですし、地元のウニを食べる文化がない気がします。高級なお店に行かないので知らないだけかもしれませんが…(少し前からよその港で試験養殖は始まったようです)

むしろ海藻を根こそぎ食べてしまい繁殖力も強いので、磯焼けしないように駆除対象として潰すイメージの方が強かったです。

磯焼け(いそやけ)とは、海藻が繁茂し藻場を形成している沿岸海域で、海藻が著しく減少・消失し、海藻が繁茂しなくなる現象を指します。
それに伴って、アワビやサザエ等の生物が減少し、沿岸漁業に大きな打撃を与えるとても恐ろしい現象です。ウニ駆除はあちこちの港で行われています。

種類はムラサキウニが一番多くて、赤ウニ、バフンウニも少しいるらしいです。
バフンウニは私は見たことがなかったですが、石の裏側を探してみてと言われました。

試しに採ったウニを割ってみると思ったより身が入っていました。


海藻のある時期が身入りがいいようですが、まさに今かもしれません。

ただ、この身を採るのが大変でした。開け方を失敗すると身が潰れますし、これを採る専門の方は本当にすごいです。私は不器用なので半分以上がぼろぼろになりました。

これを地元の漁師さんから貰った鳥取で夏を代表するシロイカ(ケンサキイカ)も捌いて、お寿司にしました。

中々の出来映えですが、調理時間一時間以上で食べるのは一瞬でした。
もっと食べたいです笑

自分が気づかないだけで、海にはお宝が沢山あることを改めて知った今日この頃でした。

※ウニは漁業権の対象になる地域が多いので密漁などにならないようお気をつけください。

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